【徹底解説】《テスターちゃん》現役管理職が教えるソフトウェアテストおすすめ本完全レビュー
- QA/QC業界未経験者が勉強する上でおすすめの本は?
- テスターはどのようなことをおこなえば良いのか?
- テスターとして脱初心者になるための方法(ステップアップする方法)を知りたい。
こういった疑問に答えます。
この記事から得られること
- 未経験からテスターとしてスタートするためにおすすめの本は《テスターちゃん》です(まんが本)。
- まずは実際にテストしてみることが大切です。
- 脱初心者になるための方法(ステップアップ方法)
私は、現在、開発会社でQA/QCの業界で従事しております。
現在はマネージャーとしての位置についており、今まで約10年間従事してきた業界です。(現在も継続中)
そして、管理職や面接官として、これまでに何人もの方の評価や採用面接をしてきました。
その知識と経験を踏まえて、面接官の視点から語っていきますね。
未経験からテスターとしてスタートするためにおすすめの本は《テスターちゃん》です。(まんが本)
はじめは以下のように考えることも多いことが想定されます。
- まずは何をはじめたら良いのだろう。
- 知識はどういう風に勉強したら良いのだろう。
- 情報がいっぱいありすぎて何の情報を信じたら良いのかわからない。
全てのQuestionを解決する本がテスターちゃんになります。
テスター未経験者がはじめに読んでおくべき本《テスターちゃん》
結論から言うと、未経験者であればまずはこの本を読むべきです。
それには、以下の理由があります。
- まんが本なので読みやすい
- 最初に一読しておくことですんなりテスト業界に入りやすい
- 噛み砕いて書いてある(難しい言葉はあまりない)
私自身もテスターちゃんに関して一読し内容を確認しました。
《テスターちゃん》における「メリット」と「デメリット」
以下にメリット、デメリットをまとめました。
メリット
- まんが本なので非常に読みやすい(1日もあれば読める内容になっている)
- テスター未経験者にもわかりやすい内容となっている
- まずテストをする上で抑えておきたいポイントが書かれている
- 未経験からテスター業界を目指す人で最初の一冊としては非常に有益な本である
デメリット
- テスター初心者を想定して書かれた本なので、ある程度の経験者は物足りない感じがする
- この本だけで全てのテスト手法を網羅できるわけではない
- 広く浅く書かれているため詳しく知りたいなら他でも勉強する必要がある
私は、現在、開発会社のQA/QC業界の部門でマネージャーとして従事していますが、QA/QC業界歴10年近くになります。
その経験から言うと、このテスターちゃんははじめの一歩という言葉がふさわしい知識本と言っても過言ではありません。
デメリットもありますが、メリットとデメリットを天秤にかけた際、はじめの一歩ということでのメリットの方が大きいという結論になります。
ですので、未経験者からQA/QC業界に入る予定であれば、まずは初めの第一歩としてテスターちゃんを読んでおきましょう。
テスターちゃん購入者からの口コミ
新人研修に関して、このようなツイートがなされていました。
こちらの方々がおっしゃるように、新人研修でテスターちゃんを用いるというのはとても有効な手段の1つです。
特に未経験から入社をされる方に取って、まだ何をどうしたら良いのかわからないことが大半ですので、そこをわかりやすく、飽きさせないような研修の仕方が必要になってきます。
それを全て可能にするのが、この《テスターちゃん》という本です。
開発やソフトウェアテストに関わる会社に入社される方は、この《テスターちゃん》を一読していただければ、ソフトウェアテストにおける全体像を掴むことができますので、オススメの研修方法の1つになります。
ちなみに、私が書いた本記事もツイートされていました。
※ドメインを変更したためドメイン名は変わっています。
これからソフトウェアテスト業界に行きたいと考えている方は、ご参考になれば幸いです。
まずは実際に”テスト”してみることが大切です。
テスターちゃんを読んで知識をつけたら、次は簡単なテストを実施にしてみることがとても大切です。
実際にテストをして、テストの感覚を掴んでいきましょう。
テストをするための前提知識を入れよう
結論として、ある程度、前提知識を入れておく方が良いです。
それは、どういう観点でテストすれば良いのかわからないからになります。
前提知識に関しては、冒頭で紹介したテスターちゃんで学ぶことができます。
「テスターちゃんで学んで、試しにテストをしてみる。」という手順で慣れていけば問題ありません。
実際にテスト実行してみましょう。
結論として、まずはテストをしてみることが大切です。
なぜなら、実際にテストをしてみないとわからないことがあるからです。
具体的には以下の内容です。
- 不具合が発生しやすい箇所
- 性能
- ユーザビリティ
一つずつ紐解いていきます。
不具合が発生しやすい箇所
これは実際にテストをおこなわないとわからないところになります。
本や資料などで事前に知識を入れていれたとしても、不具合が発生しやすい箇所についてはテストをしなければわからない課題です。
また、不具合が発生しやすい箇所に関してはプロジェクトによっても変わってきますので、その点で、実際にテストをおこなってみることが大切ということになります。
性能
これについても実際にものを触ってテストをしてみないことにはわからない問題になりまります。
例えば、機能は問題ないけど、画面を開くのに1分以上かかるページがあったとしましょう。
開くまでに時間がかかるということは性能的な不具合があるということです。
こういうことも実際にテストをしてみないとわからない問題になります。
ユーザビリティ
最後にユーザビリティです。
こちらもテストをしないことにはわからない情報になります。
製品を仕様通りに作ったとしてもユーザーにとっての使い勝手がわるければ、ユーザーの離脱にもつながります。
以下の事柄をきっと体験したことがあるでしょう。
- ボタンが中々押せない(押しにくい)。
- 前ページに戻りたいだけなのに、毎回ホーム画面に戻ってしまう。
- 1分も立たないうちにセッションが切れログアウトされてしまう。
これは、ユーザビリティ(使い勝手)が悪いと言われる一例を挙げました。
このようなユーザビリティ(使い勝手)悪さの積み重なりによって、ユーザーは知らず知らずのうちに離脱してしまいます。
ですので、そうならないためにもユーザー観点でのテストもしっかりおこなっておくことが大切です。
脱初心者になるための方法(ステップアップ方法)
主には以下の2つです。
- 知識を身に付ける
- 様々なテスト手法でテストをする
脱初心者とは?
結論として、明確な決まりはありません。
ですが、以下の事柄を自然と考えられるようになれば、脱初心者だと言えましょう。
- どのようにしてテストをすれば良いのかテスト観点がわかってきた。
- そのテスト観点をもとに、どのようにテストするべきかどうかのテスト設計をおこなうことができる。
- さまざまなテスト手法の使い分けをできる。
また、テストは経験がものを言う世界でもあります。
未経験から入社をしたばかりの時は何もできなかったとしても、1ヶ月経ち、2ヶ月経ち、はたまた1年経ち……と時間が経つにつれて、徐々に感覚が養っていきます。
ですので、今はそのような感覚がなくても気にしないでください。
ただ、必要最低限の知識を身につけていく(学習する)ことはとても大切です。
未経験入社からロケットスタートするためにも、まずはテスターちゃんというまんが本で知識をつけておきましょう。
そうすることによって、上司や先輩方から只者ではないと思われることは間違いありません。
以下にテスターちゃん《未経験からテスターになるためのオススメ書籍》も載せておきますので、未経験入社でロケットスタートしたいのであれば、一読することをおすすめします。
給料を上げる(ステップアップ)
結論から言うと、給料を上げるためにはいくつか方法があります。
主に以下の3点です。
- スキルを取得する
- 資格を取得する
- 経験を積む
- 転職する
詳細はそれぞれ以下で記事を書いていますのでご覧ください。
スキルを取得する
- テスト実行スキル
- テスト設計スキル
- テスト計画スキル
- データベース確認スキル
- テスト自動化スキル
- 負荷テストスキル
- 脆弱性診断スキル
資格を取得する
- JSTQB
- 基本情報処理技術者
- ソフトウェア品質技術者資格試験(JCSQE)
- IT検証技術者認定試験(IVEC)
- 応用処理情報技術者
- ITパスポート
転職する
上記で色々言ってきたけど、最終的に給料を上げるためには転職することが一番手っ取り早いよ
その理由とかも含めて以下の記事で書いてるから気になったらこっちも併せて読んでね