【徹底解説】ソフトウェアテスト現役管理職が教えるテストアナリスト合格手法
- JSTQB テストアナリストの試験情報が知りたい
- テストアナリスト試験に合格するためにはどうしたら良い?
- テストアナリストを取得したら未来はどう変わる?
こういった疑問に答えます。
この記事から得られること
- 本資格(JSTQB テストアナリスト)は管理職を目指す上で一番強力なもののうちの一つ
- 面接で一目置かれる資格のうちの一つ
- 当資格(JSTQB テストアナリスト)に合格するための手法
- 当資格(テストアナリスト)取得前後での費用対効果
- テストアナリストとは?
- テスト対象のビジネス領域を元にテスト戦略をテスト実行の作業へ展開したり,ユーザに要求されている品質をシステムが満たしているかを分析する人
すごくざっくり言うと、テストにおける分析をする人です。
ビジネス成果としては以下が定義されています。
TA1 | 使用中のソフトウェア開発ライフサイクルに基づいて、適切なテスト活動を実施する |
TA2 | リスク分析によって提供された情報に基づいて、テスト活動の的確な優先順位付けを行う |
TA3 | 適切なテスト技法を選択し適用する。定義されたカバレッジ基準に基づいて、テストケースが適切なコンフィデンスレベル(確信度合い)を提供することを確保する |
TA4 | 自身のテスト活動に関連する文書化の適切な度合いを提供する |
TA5 | 実行する機能テストの適切なテストタイプを決定する |
TA6 | 使用性テストチームで効果的に作業する |
TA7 | 作業成果物内の代表的な誤りに関する知識を適用して、ステークホルダーとの要件およびユーザーストーリーのレビューに効果的に参画する |
TA8 | ツールを使用することにより、テストプロセスの効率を向上させる |
- リスク分析とは?
- リスクの特質を理解し、リスクレベルを決定するプロセスのことで、リスク特定(リスクの洗い出し)の後に行い、リスク分析の次にはリスク評価(対応の優先順位付け)をします。この一連のプロセスをリスクアセスメントと呼んでいます。
- リスクの特質とは?
- リスクが顕在化する確率や顕在化した場合の影響の度合いなど、リスクの大小の判断材料になりうる要素のことです。
- リスクレベルとは?
- リスクの大きさのことです。
- カバレッジとは?
- 網羅率のことで、対象範囲に対して全体のどれぐらい網羅しているかを示す指標です。
- テストケースとは?
- どんな条件でどんなテストをするか洗い出してまとめたものです。
- コンフィデンスレベル(確信度合い)とは?
- プロダクトが、顧客やユーザーのニーズを満たすものになっているかどうか、顧客やユーザーの期待していた便益が得られるものになっているかどうかの指標です。その中には、一定の品質が保証されることも含まれています。
- テストタイプとは?
- テストタイプはコンポーネント又はシステムをテストするためのテスト活動をまとめたものです。たとえば機能テスト、使用性テスト、回帰テストなどのように特定のテスト目的に焦点を当てているテストになります。
- 使用性とは?
- 難しい言葉で定義されていますが、ユーザビリティ、いわゆる使い勝手のことです。
- ステークホルダーとは?
- 企業・行政・NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者を指します。具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関などです。
- ユーザーストーリーとは?
- システムがユーザーにとってどのような価値をもたらすのかを示したものです。
定義されている概要に基づいて、補足が必要そうな用語はピックアップをして説明も記載いたしましたが、この辺りの語句の意味をまだ理解されていない方は、JSTQB Foundation Lelvelの概要やJSTQB Foundation Levelのシラバスを読み返すことから始めてください。
Advance Levelになると、このような用語は知ってて当たり前みたいな感覚で物事が進みますので、JSTQB Foundation Levelのことから理解する必要があります。
Foundation Levelについては下記で記事も書いていますので、併せてこちらをご覧ください。
また、テストアナリストに関する定義や実際におこなうことの詳細は、シラバスの概要やシラバスで記載されていますので、まずはそちらを読むことから始めましょう。
私は都内に本社を置く開発会社のテスター部門で面接官などをおこなっております。
その面接官である私が全てを教えます。
テスター業界の面接で採用されるために有利な資格という形の資格【JSTQB Advanced Level】Test Analystに関して
実際に合格するためにどのような勉強をしたら良いのか。
語っていきますね。
【面接官の私が教える】テスター業界で採用されるための有利な資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)試験情報
結論として、当資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)は取得していれば面接で一目を置かれること間違いなしです。
面接官である私が保証します。
なぜなら、以下のポイントがあります。
- テストアナリストとして即戦力となれる知識があると見てもらえる
- Test Managetと同様で、未経験はもちろん経験者であっても取得している人はごく一部
- こちらもTest Managerと同様で、管理職候補になります(断言します)
一つずつ紐解いていきます。
テストアナリストとして即戦力となれる知識があると見てもらえる
結論として、当資格を取得していることによって、テストアナリストとして即戦力となれる知識があると見てもらえるということです。
なぜなら、以下の2点が挙げられます。
- テストアナリストとしての知識を習得した上で、3年以上業務経験およびそれと同等の知識が必須な資格
- テストアナリストとしてテストチームを引っ張っていける人材というようにみなされる
テスト業界に精通しておりJSTQBのことを深く知っている人は、Test Analystのこともよく知っていますが、テストのことを少しだけしか齧ったことがないような人はTest Analystのことを知らない可能性もあります。
そう言う人もいると言うことを頭の片隅に置いて、それに合わせてアピールしていけば良いです。
逆に、Test Analystのことを知らない人が面接官だった場合、その会社は諦めるというのも一つの手です。面接をおこなうような人(いわゆる管理職)でさえも知らないとなると、部署自体があまりテストに精通していない人ばかりの可能性は多いにありますので、その辺を見極めながら様々な会社を当たってみるということも大切なことになります。
話は戻りますが、この辺りの資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)になってくると、よっぽど学習をしないことには取得は難しくなってきます。
ただ、取得が不可能という資格ではなく、合格することは充分に可能です。
ですので、当資格(Test Analyst)を取得することで、将来は管理職候補といった形になるでしょう。
将来に向けたキャリア設計において、今のうちから地道に合格するための計画を練っておきましょう。
Foundation Levelのように少し勉強すれば合格点に到達できると言うことはあり得ませんので、最低でも試験3ヶ月前からは学習を始められるように計画を練っておくことが大切です。
ちなみに、当記事は未経験者でキャリアチェンジする方向けに執筆していますが、JSTQB Advanced Level / Test Analystの資格についても記事として執筆した次第です。に関しては、受験資格が業務経験3年以上となります。
ただ、テストは未経験でも開発からテスト業界に転身する方も多いです。
テストだけではなく、開発の業務経験が3年以上でも受験資格を得られます。
そのため、ここでJSTQB Advanced Level / Test Analystの資格についても記事として執筆した次第です。
JSTQB Advanced Level / Test Analystに関して、未経験はもちろん経験者であっても取得している人はごく一部
結論から言うと、当資格(Test Analyst)は未経験はもちろん経験者であっても取得している人はごく一部という資格になります。
何故なら、それなりの難易度だからです。
私は今までに何回か転職していますが、前職で一斉に当資格を受験するという機会がありました。
その際の結果は、1/20人程度の合格率だったのです。
逆を言うと、それだけ合格者率が低い資格ということは、取得をすることが出来ればかなり重宝されるということです。
ですから、未経験はもちろん経験者であっても取得している人はごく一部である当資格(Test Analyst)を取得することによって、会社にとってすごく欲しい存在になることは間違いありません。(私が面接官をしているのであればそうなります。)
管理職候補になります(断言します)
結論から言うと、当資格を取得することによって、管理職候補になります。
Foundation Levelの時は、「なりやすくなります。」というニュアンスだったのに対し、当資格(Test Analyst)の場合は「なります。」と断言させていただきます。
もちろん、会社の状況や個人の経験などもあるため今すぐにとは言えないですが、自ずと管理者候補になるでしょう。
それだけ価値のある資格だということです。
何故なら、以下の2点が挙げられます。
- テストアナリストとしての知識を取得することができます。
- ある程度テストアナリストとしての実務の知識がないと取得が難しい資格です。
わたしは管理職および面接官をおこなっており、現職のテスター部門でトップの位置にいますが、部署内でよく話題になっているのがこのJSTQBの資格であり、その中でもAdvanced LevelであるTest Analystを取得出来たら超凄い!という感覚になっています。
もちろん、わたしの部署内だけではなく、テストに関わる会社や部署であればどこであろうが一目を置かれる資格になるということは間違いありません。
ですので、当資格(Test Analyst)を取得することによって、管理職候補になるというは間違いありません。
- 面接の際は当資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)を取得することで一目置かれ喉から手が出るほど欲しい人材になります。
- いきなり管理職採用ということも充分あり得ます。(私が面接官の場合は間違いなく管理職候補かリーダー候補にします。)
面接で話題になることは間違いないため、その際には面接官にしっかりアピールしましょう。
未経験者でJSTQB Foundation Levelを取得している人もごく稀で注目を浴びますが、更に、Advanced Level / Test Analystの資格を取得しているとなると、面接官も動揺すること間違いなしです。
それだけ、取得していることでとても強く有利な資格となります。
面接官である私も、もし未経験者ながらにこちらの資格(JSTQB Advanced Level /Test Analyst)の資格を取得しているとなると、すぐにでも採用したい気持ちになります。
もちろん、人となりなどのことも確認が必要ですが、私としてはすぐにでも欲しい人材です。
未経験者なのにJSTQB Advanced Level / Test Analystを取得している?すごい!しっかりと将来設計を考えているんだろうなー。何事も計画的にやってくれそう。おまけにテストアナリストとしての知識があるし、管理職候補として採用しようかなぁ。
そのように考えます。
ですので、将来的に管理職などを目指す方にとって、非常に重要な資格となります。
また、面接を有利に進める上でもとても大切な資格と言えます。
以下では、そのJSTQB Advanced Level / Test Analystに関しての主な試験概要をまとめましたのでご覧ください。
【面接官の私が教える】テスター業界で採用されるための有利な資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)試験概要
- JSTQBとは、日本におけるソフトウェアテスト技術者資格認定の運営組織で、 各国のテスト技術者認定組織が参加しているISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の加盟組織として2005年4月に認定されている。
- ISTQBの加盟組織の各国団体は資格および教育・訓練組織認証について相互認証を行っている。つまり、JSTQBが運営するソフトウェアテスト技術者資格は海外でも有効な資格となっている。
【面接官の私が教える】テスター業界で採用されるための有利な資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)試験詳細
- 開催日
- 1年に1度開催される(2月)
- 試験日程
- 日付が近くと以下のサイトに掲載される
JSTQB 認定テスト 技術者資格 試験実施要領 - 開催地域
- 札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、那覇など
詳細は以下ページより各試験実施スケジュール「試験開催の詳細」を確認
JSTQB 認定テスト 技術者資格 試験実施要領 - 申込可能前提条件
- JSTQB Foundation Level取得者
開発あるいはテストに関わる業務経験3年以上
申込後に業務経歴書の提出が必要
詳細は公式ページへ - 申込受付
- 受付開始日〜終了日が掲載される
この期間を過ぎてしまうと受付てもらえない
受付終了日までにお支払いを完了させる必要があるため注意が必要 - 試験時間
- 120分
- 出題形式
- 複数の選択肢から正解を選ぶ形式
- 解答形式
- マークシート記述式
- 問題数
- 40問
- 退出可能時間
- 60分経過後/再入場は不可
【面接官の私が教える】テスター業界の面接で採用されるために有利な資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)合格への道
結論を言うと、以下の内容を繰り返して実施することがとても大切です。
Advanced Levelのアプリや問題集などは、Foundation Levelに比べて種類が少ないです。
ほぼ出回っていません。
ですので、良い教材を見つけたら、それを何回も何十回も繰り返して実施することが合格への一番の近道だと言えます。
上記の項目を一つ一つ紐解いていきますね。
【面接官の私が教える】テスター業界で採用されるための有利な資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)失敗しないための勉強法
結論を言うと、Foundation Level と異なり Advanced Level では、実際の業務の流れを想定した上で問題を解いていくことが重要です。
なぜなら、Advanced Level の問題は、すべて実際の業務の流れを想定した問題がほとんどだからです。
Test Managerの時同様、語句を答える問題や単純な穴埋め問題なんてほとんど出題されません。
中には、問題文だけで2ページ以上に渡る問題も多数出題されるため、ある程度の文章読解能力も必要になってきます。
ですので、これらを想定した上で日頃から学習することがとても大切になります。
また、Advanced Level の試験だとしても Foundation Level は出題範囲として含まれています。
Foundation Level の内容は全て理解している前提での試験になるため、Foundation Level の内容に関しても軽く見返しておくと良いでしょう。
主には、シラバスとテキストですね。
それが前提にある上で以下に Advanced Level / Test Analyst での学習方法を記載いたします。
- シラバス Advanced Level / Test Analyst
- スクエアリングサービスのアナリシスコース
- Foundation Levelの場合は無料版で充分問題ありませんでしたが、Advanced Level / Test Analystの場合は必ず有料コースに申し込みすることをおすすめします。
何故なら、以下の理由があるからです。
- スクエアリングサービス以外の学習サイトが存在しない
- 無料コースではほんの数問だけしか用意されていないため、とてもじゃないけどAdvanced Level / Test Analstの全範囲を網羅しきれない。
- Advanced Level / Test Analystで通常のシラバスに解説が入ったシラバスをダウンロードが可能。
- Foundation Levelの時同樣シラバスを熟読し内容を理解することが大切です。
- シラバスの内容をある程度理解したらスクエアリングサービスでひたすら問題を解きまくります。
上記で学習方法は詳しく記載しましたが、参考として、再度、合格に必要なシラバス/テキスト/Webサービスをまとめました。
- JSTQB FL シラバス(2018年度版)
- JSTQB AL Test Analyst(有料コース) シラバス(2012.J04)
- テキスト Foundation Level
- JSTQB Advanced Level テストアナリスト問題集
- スクエアリング・サービス / アナリシスコース(有料版必須)
- スクエアリング・サービス有料版は料金支払いから約2年間使用できる
AL Test Analystの場合だと2回受けられる計算になる
仮に2年間を超えて学習する場合、再度、お支払いが必要になる
学習の割合
ここでは、上記学習方法の流れを全ておこなった場合として、何をどれぐらい学習すれば良いのか。という指標を作成しました。
スクエアリングサービス / アナリシスコース(有料版) | 4(60時間〜120時間/トータル) |
JSTQB Advanced Level テストアナリスト問題集 | 2.5(30時間〜60時間/トータル) |
シラバス AL Test Analyst(3.1.1.J03) | 2(15時間〜30時間/トータル) |
シラバス FL | 0.5(1時間〜5時間/トータル) |
テキスト(FLシラバス準拠) | 0.5(1時間〜5時間/トータル) |
割合の高い順番で並べています。
もちろん、あくまで主観的なものですので、一種の指標としてご覧ください。
この割合には根拠は以下の通りです。
- Foundation Levelの内容は理解していることを前提に話が進みますので、Foundation Levelにおけるシラバスやテキストもサラッと見返しておくことが必要です。
- ただ、メインはAdvanced Levelの内容になりますので、Advanced Level / Test Analystにおけるシラバスを熟読して理解しましょう。
- Advanced Levelにおける問題集などは世間に出回っていないためやるべきWebサービスや問題集が限られてきます。
- そのため、何をするかではなく、あるものをひたすら理解出来るまで解くということが大切なのです。
まずはこの学習割合で学習を始めてみましょう。
そして、人によっては得意/不得意な部分がありますので、上記の割合プラスアルファとして不得意な部分を集中して学習するようにしましょう。
学習する中で自分に合った学習方法が見えてくる場合もありますので、その場合はそちらにシフトしても問題ありません。
【面接官が教える】(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)資格取得前後での費用対効果
ここでは、【面接官が教える】(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)資格取得前後での費用対効果について記載します。
JSTQB Advanced Level / Test Analyst
取得難易度 | (4.5 / 5.0) |
合格者率 | 約10% |
学習にかかる費用 | ¥6,000 〜 ¥10,000(試験費用は別) |
試験費用 | ¥22,000(税込) |
学習にかかる時間 | 3ヶ月〜6ヶ月(平日1時間/日と仮定した場合) |
取得後の想定年収 | ¥4,200,000〜¥6,000,000 |
難易度について
- 本気で取得しようとする場合は3ヶ月から6ヶ月間ほど猛勉強する必要があります。
- 上記に記載した学習方法を全て実践することをオススメします。
参考までに過去5回における合格率を掲載します。
実施日 | 合格率 |
---|---|
第3回ALTA試験 (2018/2/10)ALTM試験 (2016/8/27) | 22.61% |
第4回ALTA試験 (2019/2/09) | 25.4% |
第5回ALTA試験 (2020/2/08) | 20.8% |
第6回ALTA試験 (2021/2/13) | 13.5% |
第7回ALTA試験 (2022/2/12) | 41.6% |
実施日によって少しバラつきがありますが、上記の直近5回の結果によると合格率はおおよそ20%前後となっています。以前は合格率も10%前後低かったのですが、最近では合格率も上がっている傾向にあります。それだけ合格することも可能になってきたということです。
ちなみに、上記実施日以降はCBT試験に移行したためデータとしては掲載されていませんが、CBT試験に移行されたことにより、更に合格しやすくなったといっても過言ではありません。
CBTに移行されたことによって、試験をいつでも都合の良いタイミングで受験できるようになりました。
その結果、受験タイミングを増やすことができ、合格しやすくなったのです。
学習費用について
- ここまで、どういう方法で学習すれば良いと言う流れをお伝えしてきましたが、それらを全て実践した場合の費用です。
- もちろん、テキストなど何も買わずに、シラバスと無料アプリだけで学習すれば費用としては¥0になりますが、Advanced Level / Test Analyst では何も買わずに合格することはまず不可能なため上記の費用は少なからず必要になってきます。
想定年収について
- もちろん会社によっても異なりますし、地域によっても異なるため一概には言えませんが、この辺りを狙えるレベルという意味で記載しています。
- 逆に、入社後の頑張り次第でこの想定年収を超すことも可能です。
- 管理職になれば、ここで記載した年収を遥かに超える年収になりますからね。
- しかも、このレベルの資格を取得していることで、いきなり管理職採用ということも充分にあり得ます。
【面接官の私が教える】テスター業界の面接で採用されるために有利な資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)取得後の未来
JSTQB Advanced Level / Test Analystの資格取得を考えている人は、以下2種類どちらかのキャリアプランを考えているはずです。
- 知識をつけて現職での給料や役職を上げる
- 転職して給料や役職を上げる
知識をつけて現場での給料や役職を上げる方法はまた別途執筆します。
ここでは、転職して給料や役職を上げるという点に絞ってお伝えします。
転職して給料や役職を上げる場合は簡単です。
なぜなら、新しい職場で一からの再スタートとなるため過去の細かい結果は面接官は知りません。
そのため、面接の際にアピール出来れば、役職が上がった位置で再スタートできる場合があるのです。
私は現在、開発会社のテスター関連の部門でマネージャーとして従事しています。
マネージャーの位置にいる私ですが、実は、採用時からマネージャーとして採用されました。
それはどうしてか?
テスター関連部署として東京のチーム立ち上げの時だったからです。
チーム立ち上げのため、私が抜擢されたのです。
まさに、JSTQB Advanced Level / Test Analystの資格を取得することで、テストにおけるアナリスト(バグの分析など高度なタスク)が出来るということを面接官にアピールすることもでき、いきなり管理職採用という形になることもあります。
特に、チーム立ち上げ時なんて一発で採用される確率も高くなります。
主には以下2点が重なり合う時、資格取得の威力が最大限に発揮されます。
- チーム立ち上げ時
- 当資格を取得している人が少ない場合
ですから、そのような会社を探し挑戦してみることも、一つの選択肢として持つことも大切です。
長年一つの会社にいたとしても、給料が全く上がらない会社は多いですからね。
もし、Advanced Level / Test Analystの資格を取得しているにも関わらず、何年間も給料が変わらない。ということであれば、もっと自分の能力を理解してくれるような会社に転職した方が良いです。
能力があったとしても会社の都合によって、あまり給料が上がらないという会社は結構ありますからね。
また、当資格と併せてプラスアルファで有利な資格を取得することをオススメします。
【面接官の私が教える】テスター業界の面接で採用されるために有利な資格6選
結論から言うと、資格は複数取得した方が面接で採用されるために有利に進めることができます。
なぜなら、一つだけだとその会社のパターンに合わない場合があるからです。
具体的には以下のような形です。
- 面接を受けようとしている会社の従業員がその資格をほとんどの人が取得している場合
- 会社の方向性が違う場合
従業員がその資格をほとんどの人が取得している場合は、その資格を取得して面接に行ったとしてもあまり重宝されることはないでしょう。
むしろ、取得していて当たり前みたいな感覚にもなっています。
ですので、当資格(JSTQB Advanced Level / Test Analyst)を取得した上で、違う資格も取得してアピールすることがオススメです。
では、どのような資格を取得すれば良いのか?
未経験からテスター業界へ転職するために、具体的なその資格に関して、厳選しましたので下記の記事をご覧ください。
【管理職/面接官の私が教える】テスターの求人に強い転職エージェントへの登録方法
上記にも記載しましたが、給料を上げて転職するパターンは簡単です。
また、さらに下記のような心境になりますので、ここで転職(キャリアチェンジ)して、ここからの人生を前向きに考えていきましょう。
- 心機一転、新たな気持ちで第一歩を踏み出せる
- 今までのことをリセットする
- 今までに蓄積された知識や経験はそのまま
- プラスアルファで知識のレベルを上げる(資格取得やスキル習得など)